DMM GAMESでリリースされたCygames開発の「Shadowverse(シャドウバース)PC版」をプレイしてみた感想・レビューの記事です。
シャドウバースってどんなゲーム?
はっきり言ってプレイ前は
「どうせDMM GAMESの数撃ちゃ当たるで出した、絵だけ綺麗なゲームでしょ」
程度の気持ちでした。
私はCygames制作の「神撃のバハムート」や「グランブルファンタジー」などの
スマホゲーのビッグタイトルをプレイしたことがありませんので、
「あのCygamesの新作」と言われてもいまいちパッとしませんでした。
そこでそのようなビッグタイトルを生み出せるCygames社の作品はどんなゲームなんだろうと思い、今回試しにプレイしてみました。
結論から言っちゃうと
グラフィックの綺麗さや絵のクオリティは高い。
でも、そんなことなどおまけに思えてしまうレベルで
カードゲームとしての完成度がめちゃくちゃ高い!
これは絶対にハマるぞ!
という感想です。
美麗な世界観で繰り広げられる超本格的カードゲーム!
ゲームを始めてみると、確かに売り文句通りグラフィックはすごく綺麗。
おまけに有名な声優参加でフルボイスシナリオで世界観の演出もバッチリだ。
しかし、ノベル形式でストーリーが進んでいくので「もしかしてこれクリックして文章読むだけのゲームじゃね?」と少しずつ不安になってくる。
そんな疑問を抱きつつも、とりあえずチュートリアルを進めてみる。
そして得体の知れない敵に可愛い女の子が襲われて、「お?ここでエロシーン来るか?」(※そういうゲームではありません)と期待していたら…
でもこれ「このゲームはカードゲームが全てだ!」というメッセージなんだと思います。
他のストーリーモードも同様に他者との対決は全てカードゲームで行っていきます。
そう考えると「世界観の提示」「カードゲームであることの強調」というゲームの根幹を、始めたばかりのユーザーに掴ませる上手い演出だと思いますね。
チュートリアルから漂う超本格的カードゲームの片鱗!
さて、チュートリアルでいきなりカードゲームをすることになります。
「いや、ルールわからねえし、そもそもカード持ってねえよ!」と思いましたが、チュートリアルなので大丈夫でした。
あらかじめ用意されたカードを指定通りに操作し、ルールを学べる設計になっています。
私はチュートリアルで言われた通りのことをやらない人間ですが、指定外の操作はできないため、しっかりとルールを学べるようになっています。
おかげで、数回のチュートリアルでカードゲームの概要はつかめました。
ルールの大原則
- プレイヤーの体力(持ち点)を先に0にすることで勝敗が決まる
- PP(プレイポイント)を使うことで手札からカードを場に出せる
ゲーム進行の要素
- PP(プレイポイント)はターン毎に最大値上昇しながら全回復
要するに最初は低コストのカードしか使えないけど、ターン経過毎に高コストの強力なカードが使えるようになるということですね。これにより、最序盤から強いカードを展開して速攻で勝敗が確定する!なんていうワンサイドゲームにならないようになっています。
ターン経過に意味を持たせ、しっかりとした戦略を練る必要性を出していますね。
- フォロワーという攻撃・体力をもつカードで敵プレイヤーor敵のフォロワーにダメージを与えていく
面白いと思ったのは「相手の場に展開したカードを無視して直接プレイヤーにダメージを与えられること」ですね。場を無視して体力を減らすことを優先しても、相手の場に残ったカードが次のターンに有利な展開を作りだしてくるかもしれない。これが「相手の場に展開したカードを全て倒さないと相手の体力を減らせない」仕様だと、コストの低いカードをたくさん場に展開するのが定石となり、プレイヤーの優先すべき行動が相手の場のカードを減らすことに限定されちゃうんですよね。
シンプルながらも、戦略的駆け引きを生む要素としてよく考えられていると思います。
- 進化システムを使いこなし、勝利を掴みとる!
一定のターンが過ぎると先行プレイヤー2回、後攻プレイヤーは3回までカードを進化させ、強力にすることができます。演出と共にカードの絵柄が変わり、攻撃や体力も上がります。この「進化」のタイミングが勝敗の鍵を強く握る要素です。
ゲームだからこそできる派手なグラフィックの変化と戦略的重要要素として、ここぞという時に使う「切り札感」によるカードゲームでのカタルシスを上手く演出しています。
拡張要素
- リーダー毎に戦略を使い分けろ!
プレイヤーは「リーダー」と呼ばれるキャラクターを選択してカードゲームを行うのですが、このリーダー毎に使えるカードや能力が異なります。
これも実によく考えられたシステムだと思います。
自分の選んだリーダーの戦略性はもちろん、相手のリーダー特性も把握しなければ上手く勝利することができず、プレイヤースキルとして「知識」を要求する仕組みになっています。
また、各リーダーが持つ普遍的イメージを、「キャラクター」として上手くカードゲームに落とし込めています。
これによりキャラクターを操作してコンセプトデッキで勝つというキャラゲーとしても楽しめるようになっていますね。
―――と、チュートリアルを一通り終えた段階でこのゲームのすごさが体感できました。
カードゲームとしての面白さを徹底的に考え緻密に設計した上で、ゲームならではの演出や美麗な世界観を落とし込んでいる。派手な演出や綺麗なグラフィックもただの技術のみせびらかしではなく、全て「ゲーム上必要なもの」として魅せてくれる。
とにもかくにも、美麗な世界観という見た目の売り込みとは裏腹に「カードゲームありき」でこのゲームは作られているんだと理解できました。
カードならではの”集める””眺める”楽しみもハイクオリティで演出!
対戦だけではなく、コレクションとしても趣向を凝らした演出でカードゲームを魅せてくれます。まるで実際のトレーディングカードゲームを所持しているような感覚が味わえ、より一層オンラインカードゲームとしてのクオリティを高めています。
パック購入が楽しくなる豪華なカード演出!
チュートリアルが終わってパック購入チケットやらのアイテムを貰ったので、とりあえず全部使ってみました。
TCG経験者ならわかるかと思いますが、レアカードに期待してパックを開ける瞬間ってすごくわくわくしますよね。
あの感覚をシャドウバースはゲーム上の演出で盛りたててくれます。
レアリティ演出ももちろん美麗!
レアリティに関わらず絵がキラキラ動くカードが「プレミアムカード」として出ます。
まるで現実のホログラムや箔押し仕様のレアカードを眺めている気分になれますね。
カードバトル中もキラキラしてるので、お気に入りのカードがバトルで大活躍している!という感覚が持てます。
多彩な種類のキャラクターグラフィックがゲームを盛り上げる!
カードの絵柄はバラエティ豊富です。本格的なファンタジーを思わせる兵士やドラゴンの絵から、可愛い妖精や魔女やリアリティ溢れる動物、シュールなキャラクターなど様々な種類のカードが実装されています。集めたカードを眺めているだけでも楽しめますね。
ユーザー目線で作りこまれたゲームデザイン!
視覚的な綺麗さは勿論のこと、使いやすさや遊びやすさなどユーザーに気持ちよく遊んでもらうための配慮が細部まで行き渡っています。一見とっつきにくそうに感じるカードゲームですが、この親切設計のおかげで、美麗な世界観に浸りながら手軽にプレイしつつカードゲームのルールを覚えることができます。
直感的な操作が可能なUIデザイン!
チュートリアルを終えて対人戦やストーリーなども一通りプレイしましたが、ほとんどの場面で直感的に操作できるため非常に良いUIデザインだと感じました。
遊びながらルールを覚えられる親切設計!
カードバトル中もカードをクリックしたり用語にポインタを乗せるだけでカードの効果や解説が見れるのはよいですね。
対戦しながらルールを覚えることができるため、カードゲームに疎い私でも非常にプレイしやすかったです。
デッキの自動編成機能!
カードゲームってルールを覚えて、カードの能力を見て、デッキを組んで…と対戦を始めるまでの敷居が高く感じるのですが、このゲームはなんとデッキを自動で編成してくれます!
リーダー毎にデッキを変えなければならないこのゲームでは、この機能は本当にありがたいです。
まずはこの自動編成で作成したデッキを利用して、それから徐々にルールを覚えながら、デッキを改良していく遊び方が可能です。
ローディング画面の待ち時間も退屈させない工夫!
ローディング画面に用語の解説やカード紹介などが出るのもいいですね。
ストレスとなりがちな待機時間にもこういうゲームへの理解を深める演出のできる、ユーザーへの細かい気配りを感じます。
基本無料!無課金でもかなり遊べる!
遊んでいて「あれ?課金要素どこにあるの?」と思っちゃうほど、無課金でもかなり遊べちゃいます。
課金前提のシステム制限はなし!
基本的にオンラインゲームって「わざと不自由にして快適さを得るために課金させる」という収益モデルが多いんですよね。艦これで言うと、ドッグ数や母港数の枠などがそれに当たりますね。
始めたてのオンラインゲームでシステム的不自由さによる課金促しを即チラつかされると、そのゲームに課金するほどの魅力があるかどうか判断できるレベルまでプレイしないでやめることが多いんです。
しかしなんと、シャドウバースに関してはそのようなシステム的不自由さによる課金への促しがありません。
スタミナ性なし!時間制限なしの遊び放題!
このゲームには時間経過や課金アイテム消費で溜まるポイントを使って遊ぶ「スタミナ性」による時間的制約が一切ありません。これは艦これで言うと疲労度や、広く言えば遠征でちまちまプレイしなければ稼げない資源も当てはまります。まとまった時間にストレスフリーでガッツリ遊ぶためには課金が必要という収益モデルですね。
シャドウバースではなんとスタミナ性なしでガッツリCPU戦・対人戦ともにカードゲームで遊べます。
しかも、1試合5~10分ほどで終わるのでちょっとした暇潰しにもできます。スタミナ性がないのでこまめな時間管理も不要で、手軽に楽しめます。
無課金でも欲しいカードが手に入れられる分解・生成システム!
カードの分解やストーリーの報酬で得られるレッドエーテルを消費することで、ガチャのようなランダムな課金要素を使わずとも目的のカードが生成できます。ただし、素材となるレッドエーテルは無課金では収集効率に限界があるので、あくまで無課金でも頑張れば目的のカードを手に入れられる方法が用意されていると認識は持っておきましょう。とはいえ、無課金でもゲームをやり込めば欲しいカードが手に入るというのは嬉しいですし、その点は艦これにも通じる点がありますね。
今後のコンテンツの成長性にも期待大
カードゲームや対人対戦ゲームは、基本のルールがしっかり作り込まれていると拡張性が非常に高いんですよね。
10年以上続いている人気TCGであるMTGや遊戯王などを見ればそれがわかると思います。
シャドウバースにもお世辞抜きでそれらのコンテンツに匹敵し得るほどの、ルールの作り込みや制作陣の気概を感じました。
ソーシャルゲーム・オンラインゲームって始めるのが遅いと、再入手不可のアイテムや配布アイテムで古参ユーザーとの差が開くことがよくありますよね?
とくに対人対戦ゲームだと後発不利な要素は意識しないといけない場面も多くなるかもしれません。
私自身、艦これは流行りだした時期から知っていたにも関わらず、開始が遅れたため一部限定装備を未だに所持できないままです。
シャドウバースに少しでも関心がある方は、今後のコンテンツ人気の拡大を見越して、今すぐにチュートリアルだけでも始めてみてはいかかでしょうか?
PC版シャドウバースの始め方
PC版シャドウバースは従来のDMM GAMESのようなブラウザ上で遊ぶものではなく、
DMM Game Playerという専用アプリケーションのインストールが必要になるので
興味を持っていただいた方に始め方を紹介したいと思います。
DMM Game Playerのインストール方法
今後のDMM GAMESの新作リリースや、将来的に艦これもプラットフォームがDMM Game Playerへと移行する可能性もなきにしもあらずなのでこの機会に導入してみるのもいいかもしれません。
Shadowverse(シャドウバース)PC版公式サイトにアクセス
まずはシャドウバース
そして「登録無料 今すぐ始める」をクリックします。
DMM GAME PLAYERインストールの確認
DMM Game Player未インストールの方は使用OS(この記事ではWindows)を選び、ダウンロードを開始します。
DMMGamesPlayerのインストール
ダウンロードしたファイルを起動し、手順に従いDMM Game Playerをインストールします。
言語選択
日本語を選択し、OKをクリックします。
インストール先の指定
インストール先のフォルダを指定します。
とくに理由がなければ初期値のままでOKでしょう。
Shadowverse(シャドウバース)PC版のインストール方法
インストールが終わりますと、DMM Game Playerが起動するので、Shadowverseを選択します。
Shadowverseインストールの開始
DMM Game Player内のShadowverseのページへ移動。「今すぐプレイ」をクリックして利用規約に同意するとインストール開始。
容量が2GBと大きく、環境によっては時間がかかるので気長に待ちましょう。
インストール時の注意
Shadowverseの開始
インストールが終わりますとShadowverseが開始されます。
それではShadowverseの世界を存分にお楽しみください!
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